犬と歩けば 

犬と住む犬好きの日々思うことです

FaceとFake『SNS自殺』に寄せて

クーリエ・ジャパンで2016年フランスの少女がSNSのライブ配信で自殺の瞬間を実況されたことを、改めてとりあげていました。

 

SNSは今の若い人々にとって必要不可欠なものとなっています。

 

色んな情報が飛び交い、誰でもスターになれる要素があります。

 

しかし一方で、『SNS』やネット上では常に虚構が飛び交います。

 

Instagram』や『Twitter』『Facebook』上にあるのは本人がいいと思ってあげるものです。その人の『キラキラ』した部分『素敵』な部分だけに焦点をあげてあげています。

 

その『一瞬』のためにどれだけの努力をしたのかまたは、『SNS上の虚構の自分』を作り上げるのかその裏をうつしている人は少ないと思います。

 

このフランスの少女は生まれた場所は、過疎が進む町だったそうで、SNS上に次々とあげられるのキラキラとした一般の人々があげる情報と、自分が置かれている現実の現状がどんなにイケてないか、そして、現実の社会でもこういった胸の内をうちあける存在もなく、SNS上に求めても、少女の心を救うことはできなかったと思います。

 

『みんな嘘だよ』みんな頑張って見栄はって生きてるんだよ。

そんな映画やドラマみたいなことはよっぽどだよ。

 

きっと、もし、心を打ち明けられる存在がいて、その人がそう言ったとしても、少女は、きっと自分で体験し確認するしか方法はなかったと思います。

 

そして、彼女は絶望しました。

元彼に『レイプ』されたことも、もちろん要因の一つでしょうが、

彼女は彼女の置かれている現実にもSNSにも疲れ、絶望してしまった。

そして、彼女は最後のメッセージを残しました。

それは注目を浴びたいということでもなんでもなく、

『あなたたちが私を殺したの』

SNSを使う全世界に向けたメッセージのように私は感じました。

 

どれだけ言葉を紡いでも、どんなに感情を込めて文章を書いたとしても、それは読み手の状況や感情に左右されます。

 

言葉は武器にも凶器にもなる。

ネットが身近になった今だからこそ、私たちはこの言葉を、もっと留意しなければいけません。

そして、必要な情報なのかどうか、そして嘘か真実か見極める目を厳しい目で養わなければいけないと思います。

 

どれだけの言葉をつむいでも、きっと彼女の心には届かなかったでしょう。せめて彼女の肩を抱いてあげれたら、そう思います。

 

そして、彼女の様な状況に置かれている子は沢山いると思います。

その子たちをどうケアしていくか、これがこれからのSNSの課題にもなっていくのではないでしょうか。

 

そんなことを昨日からずっと考えていました。

みなさんも、少し考えていただけたら嬉しいです。

courrier.jp