日本に生まれなきゃよかった
このブログの副題は
『命の尊厳と殺処分問題~日本の文化に成り立つ命の遵守を考えてみる』です。
今年の一月に物議を醸し出したこのポスター、ご存知でしょうか?
確かに、動物愛護を訴えるにはインパクトあるポスターです。
このポスターを見られた方はTwitterで
『心が凍りついた画像…
日本に
生まれなければよかった。
次は絶対 動物愛護先進国に生まれて来るんだよ。。』
とおっしゃっています。
しかしながら、
動物愛護先進国の多くは、
飼い主による安楽死をかなりの獣医が受け入れたり、
野良犬や野良猫を狩猟で打ってもいいなど、かなり日本と制度が違います。
この方は、実は私のフォロワーさんで、世界の愛護のことはよくご存じです。
それでも、日本より他の国の方がマシだと思うのは、やはり愛護の仕組みが日本と比べきちんと成り立っているからだと思います。
これは文化などのちがいがあるのですが、
一番は動物虐待と児童虐待が同一視線で考えられ、発展してきたことも大きな要素だと思います。
動物の虐待はだんだんエスカレートし、人にまで及ぶというのは、多くの犯罪科学者の方々も指摘しています……
話をもどして、今の日本が抱える問題は山ほどあります。
- 次の里親にすぐ渡せるような基本的な躾ができてない
- 飼い主の知識不足
- 売る側の飼い主への教育 など
そのほかにも、自分の今後をかんがえずに幼体を好む傾向など
日本の精神として、行方不明者の捜索や亡くなったとわかっていても遺体を発見してご家族のもとに戻してあげる、など
海外からみると、素晴らしい精神が息づいてます。
それをもう少し、動物にも視線をあてることができたら、世界一動物にとってやさしい国になるのではないかと思います。
そのためには、まず、狂犬病予防法での処分の仕方(噛まれるなどすると人も感染する危険があるためガス室での殺処分が妥当とされた)が、今も使われている日本は少し、考え直す必要があるのではないかと思います。
安楽死もステージによって選ぶこともできるようにすることも必要だと思いますし、飼育者の万が一の時に備えて、自分の子たちが無事にその生涯を終える支度金や、自分の遺志が反映されるように、公正証書で遺言状を作成するなども必要かと思います。
何事も少しづつでも、確実に変えれますように
そう願います