まず、2021年3月まで愛知県の方針にそって一宮市は行政を行っていますので、そちらをみていきたいと思います。
愛知県の野良猫に対する方針から、抜粋
ノラ猫がふえて困る
猫は繁殖能力が高い動物です。ノラ猫が増えるのは、繁殖制限されていない猫が外で無秩序に子供を産む行為を繰り返しているためです。
また、ノラ猫が増えて困るのは、猫の存在が問題というより、猫が引き起こす迷惑が増えるためです。
餌を与えている人が餌やりをやめたとしても、猫がごみ等を漁るようになり却って迷惑行為が増したり、他の人が新たに餌を与え始めたりして多くの問題は解決していません。
さらに、猫を捕獲し、他の場所に捨てることは遺棄にあたり法違反となりますし、捨てられた場所の人たちにも迷惑です( もちろん、一番迷惑してかわいそうなのは「猫」たちです。 )。
今、地域にいる「所有者のいない猫」や「餌をやっている人」を「排除する」のではなく、私たち人間と同じ「命あるもの」としてとらえ、地域の中で猫を「適正管理する」ことで地域住民との共生を認め、自分たちのまちの問題として、迷惑やトラブルを解決し環境美化を図っていく「地域猫活動」が注目を集めています。
一度、「地域猫活動」による解決について検討してみてください。
愛知県では市、自治会、動物愛護ボランティア団体と協働し、「地域ねこ活動モデル事業」を行い、効果があること確認しました。
ノラ猫が敷地内に子猫を産んだ
飼ってやったり、飼い主をみつけるのでなければ、触れたり餌をやったりしないで、そっと見守ってあげてください。
子ねこがある程度育てば、親ねこが他所に連れて出て行きます。
いては困る場所に産んだ場合は、その周辺に芳香剤をまくなどして居心地を悪くして、親ねこが他所に連れて行くように仕向けてください。
センターから保護しに行くことはありません。
ですが、残念なことに、大きな愛護団体や行政と協働で動けるボランティアは育っていません
いちのみや地域猫の会を立ち上げた時、市民団体を立ち上げた時の、想いは、「無理なくみんなが、個々で活動してるノウハウを共有できたり、忙しい時は休んだり、無理なくみんなが少しづつできることをコツコツとやれればいい」と思っていました。保護や引き取りは全く考えていませんでした。
しかし、市民の方々のニーズは違い、どこか「猫を他所にやってくれ」といったものが大半でした。
それで、保護することになったり、夜中に走ることになるということで、私は家族の猛反対にあい、活動から一線をひくことになりました。
家庭という基盤がしっかりしてなくては、活動もなにもできません。
私自身、距離を置くことになり会のメンバーには迷惑をかけました。
それと、同時に、覚悟が足りなかったことも痛感致しました。
私は、犬猫の余剰繁殖問題に取り組んでいる「NPO人と動物の共生センター」で学びなおしました。現在も学んでる途中ですが、野良猫問題は解決すべき社会問題で元を絶たねば、
解決はしないことを再認識しました。
一宮市のみなさん、この問題を先延ばしにしますか?今しますか?
と避妊去勢を徹底的に行い管理する、地域猫活動をするよう明記しています。
そして、飼う側の飼養飼育の知識のバージョンアップをするようにと、記しています。
なんとなく、飼育していませんか?
そのなんとなく、が住環境や環境保全といった住んでる人達を苦しめることに繋がるんです。
私たちは、猫が好きだからという理由だけで活動している人だけではありません。
なんとか、この社会問題を解決したいと思い活動している人もいることを知ってください
一宮市が、どう、舵をとるのか、そしてこの問題にどう取り組むのか…問題は山積みです。
ここで、いつも問い合わせに貼り付けてるメールの一部を抜粋します。
いちのみや地域猫の会では、 猫の引き取りなどは行っておりません。
私たちにできることは、通常、一宮市内では、 2万円弱かかる避妊去勢の手術が、野良猫ということで、 特別にそれより安くなる病院のご案内や、捕獲器の貸出、 有志の方のご都合がつけば、捕獲のお手伝いや病院への送り迎え、 そして、 避妊去勢後に様子を見ていただくためのケージやキャリーケースの 貸出、 飼っている猫ちゃんの日常生活における飼い方のご相談などです。
私達ができることは、 わずかなお手伝いです。
また、みな、別々に仕事があり、家庭をもち、 多忙な合間を縫って、 一宮市が良くなることを願い活動しています。
住んでる街が誰もが住み良い街になることを祈って